紅白歌合戦からのまなび
2020年末の紅白歌合戦は無観客でステージも何ヵ所かに分けて、
新型コロナ感染症対策のため出演スタッフさんも演出も絞って、、
というのを目に耳にしていました。
だから??か分かりませんが、今年の紅白歌合戦は
私の中では歌に集中して観て聴くことができたと思います。
今までの演出も、その年にご活躍された方の話を聞けたり、
審査員とのやり取りや一般の方のお話も聞くことができて楽しかったのですが、
何が違うのだろう??
格段に私の知っている歌手は少なくなってきているのに!です。
設営スタッフさんも密や長時間の拘束になることを回避するため、
ステージを分けたことで転換がスムーズになった。
同じステージで転換をしないでよくなったので、あいだの掛け合いが
少なくなった。
ネット上をみてもいろんな意見がでていました。
集中できたという方もいらっしゃればもちろん、
今までの方が良いという方もいらっしゃいます。
この意見の違いというのが、私たちの仕事でも出てきます。
おそらく紅白歌合戦は、テレビ離れがあるとはいっても老若男女大勢の方が
視聴されていると思います。なのでどうしても間口を広げていかざるを得ない。
全ての視聴者の方に満足していただくために。
ふと、思ったんです。
カフェ風車・生そば処水車は交通の要所に位置しており、
老若男女大勢の方にご利用し続けて頂いております。
よく「御社の顧客は誰ですか?」「ターゲットを絞ろう」とあります。
でも当店が入居するビルには、公共交通をご利用いただく大勢の方が入館され、
各店舗に足を運んでくださっています。
その中でターゲットを女性客、20代、とか絞っていいのか??と、
悶々としていた時期がありました。
最近はおぼろげながら、数字で表すことができる絞り込みではなく、
生活スタイルや趣味嗜好での顧客へのアピールなのかな??と思う次第。
紅白歌合戦2020は、
「歌を(こういう時だからこそ)届けたい」というメッセージが
凝縮されていたのではないだろうか??と自店を見ながら思いました。
NHKの皆さんも、演者も全員が新型コロナの影響を受けています。
この新型コロナ禍において、どうやって視聴者の方々に楽しんでいただく
ことができるか、紅白の歴史を繋ぐことができるか、という思いの上に
できあがったものだと思い、気付きをもらいました。